朝日新聞 be on Saturday 3月11日 フロントランナー 角幡唯介さん
2023年3月14日
朝日新聞(2023年3月11日号)の土曜版 be on Saturday に「フロントランナー」として角幡唯介さんのインタビューが掲載されています。
「極地で文明を哲学する『雪男』」と見出しが打たれた記事冒頭では『狩りの思考法』から2文が引用されており、現在角幡さんが続けている犬ぞり旅行の意義を伝えています。
朝日新聞デジタル(ウェブサイト)でも有料記事として掲載されていますので、会員登録されている方はぜひご一読ください。
年末年始の営業についてのご案内
2022年12月27日
平素より清水弘文堂書房をお引き立ていただきありがとうございます。年末年始の休業日を以下の通りとさせていただきます。
年末年始休業期間 12月29日(木)~1月4日(水)
年始は1月5日(木)より営業いたします。お客様にはご不便をおかけしますが、ご了承下さいますようお願い申し上げます。
古沢ゆりあさんが第35回辻荘一・三浦アンナ記念学術奨励金を受賞しました
2022年11月22日
立教大学が主催する第35回「辻荘一・三浦アンナ記念学術奨励金」受賞者が、古沢ゆりあさんに決定しました。『民族衣装を着た聖母 近現代フィリピンの美術、信仰、アイデンティティ』の業績に対する授賞とされています。
「辻荘一・三浦アンナ記念学術奨励金」は、故辻荘一名誉教授(音楽史)および故三浦アンナ教授(美術史)のキリスト教芸術研究上の功績を記念し、キリスト教音楽またはキリスト教芸術領域の研究者を奨励するため、1988年に設置されました。
本年度は「美術史」部門が対象となる年とのことで、『民族衣装を着た聖母』が受賞に至りました。
『ロシア・CIS南部の動乱 帰路に立つプーチン政権の試練』Amazon Kindle版を発売しました
2022年10月19日
2003年に刊行され好評を博した、徳永晴美著『ロシア・CIS南部の動乱 帰路に立つプーチン政権の試練』のAmazon Kindle版を発売いたしました。
元ジャーナリストでロシア語同時通訳の第一人者でもある徳永氏が、1991年末のソ連解体から2002年頃までの約10年間、まさに命懸けで取材した、初期プーチン外交についての必携書です。
第一部では、第一次・第二次チェチェン紛争と、それを背景としたロシアでのエリツィンからプーチンへの権力継承を詳述。
第二部では、カスピ海地下資源と輸送パイプラインをめぐる米ロ対立と南カフカス諸国を巻き込む綱引きを、特にアゼルバイジャン・グルジア・アルメニアに注目して記述し、現地要人・研究者・メディア関係者への貴重なインタビューも掲載。さらに、米同時多発テロ前後におけるプーチン外交の急旋回についても検討しています。
Amazon.co.jp の販売ページでは試し読みも可能です。ぜひご一読ください。
ウェブサイトをリニューアルしました
2022年5月10日
清水弘文堂書房ウェブサイトのリニューアルを実施いたしました。
今回のリニューアルでは、従来のデザインを踏襲しつつ、スマートフォンでの表示改善と表示コンテンツ量の見直し、書籍詳細ページのレイアウト変更、Webフォント導入、その他多くのデザイン調整、HTTPS対応などをおこないました。
まだまだ至らぬ点も残っておりますが、すこしずつ改善を進めてまいります。
今後とも清水弘文堂書房ウェブサイト、ならびに弊社書籍をお引き立てくださいますよう、よろしくお願い申しあげます。
『アジア・アフリカ地域研究』で『民族衣装を着た聖母』が紹介されました
2022年4月12日
京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科が発行する『アジア・アフリカ地域研究』2021年第21-2号(2022年3月)にて『民族衣装を着た聖母』を紹介していただきました。
評者は宮脇聡史さん(大阪大学言語文化研究科教授)。
既存の聖母崇敬の研究は在地の宗教実践の解明を中心課題としており,これに対し民族衣装をまとった聖母像に対象を絞り,人類学だけでなく美術研究の観点を織り込んだ本書は過去に類例がない.(中略)今後のフィリピンの宗教実践に関する研究の発展のひとつの方向を示している.
と、同書の試みを貴重なものと評価しながら、残された課題についても研究を発展させうる建設的なものとして示してくださっています。
『アジア・アフリカ地域研究』2021年第21-1号は同誌の公式サイトにてPDF版が全文公開されています。ぜひご一読ください。
古沢ゆりあさんが第19回木村重信民族藝術学会賞を受賞しました
2022年4月5日
民族藝術学会が主催する第19回木村重信民族藝術学会賞が、古沢ゆりあさん(『民族衣装を着た聖母 近現代フィリピンの美術、信仰、アイデンティティ』の業績にたいして)に授与されることが発表されました。
木村重信民族藝術学会賞は「民族藝術に関する優れた著書(単著)を刊行した会員に授与」されるもので、美術・芸術について世界中をフィールドワークし多大な業績を遺した木村重信氏の名前が冠された賞です。
授賞式は4月16、学会大会(オンライン開催)の総会後に開催されるそうです。
『本の雑誌』3月号で『狩りの思考法』が紹介されました
2022年3月1日
『本の雑誌』2022年3月号にて『狩りの思考法』を紹介していただきました。
評者は服部文祥さん(サバイバル登山家・著述家)。同誌での書評連載「サバイバルな書物」第79回です。
岩を登るフリークライミングが「オンサイト(初見一撃)」という価値を重視し、「人類の初登攀と個人の初登攀を、ほぼ同列に扱うことができるようにな」ったという転換によって、探検や登山が迎えつつある限界とは別の可能性を拓いたことに触れ、角幡さんのこれまでの探検も(また服部さん自身の「サバイバル登山」も)そうした発想の延長線上にあるとしながら、「その先で角幡は、狩猟の世界にたどり着いた」と指摘されています。
ほかにも、角幡さんの狩猟と漂泊の旅に、服部さんがどのような可能性を感じているのかが詳しく語られています。ぜひ本誌にてご確認ください。
『山と渓谷』2月号で『狩りの思考法』が紹介されました
2022年3月1日
『山と渓谷』2022年2月号「注目の本」にて『狩りの思考法』を紹介していただきました。
評者は麻生弘毅さん(ライター)。「あれほどこだわった「探検」から自由になる思考の軌跡を描いている」とし、『空白の五マイル』や『極夜行』からの変遷に注目されています。
また、「漂泊」的な態度やイヌイットの価値観に感慨を抱きながら、それを安易に受け入れてしまえば「眼前の状況を自身で判断」したことにはならない……という矛盾に悩みつつも、本書を読む楽しさがつづられています。
書評はヤマケイオンラインのウェブマガジンYAMAYAでお読みいただけるほか、Amazon Kindle Unlimitedをご契約の方は『山と渓谷』本誌(バックナンバーを含む)を読むことができます。『山と渓谷』1月号より角幡唯介さんの連載「角幡唯介のあの山を登れば」も開始されていますので、あわせてお楽しみください。
京都新聞で『狩りの思考法』が紹介されました
2022年2月15日
京都新聞(2022年2月12日)にて『狩りの思考法』を紹介していただきました。
評者は鎌田裕樹さん(農家・文筆家)。極北のイヌイットが厳しい自然に向き合う「ナルホイヤ」の態度やその背景に触れ、「打ちのめされるような思いがした」と綴られています。
書評は京都新聞本紙のほか、鎌田さんのツイートでもお読みいただけます(本記事にも埋め込ませていただいています)。
今朝の京都新聞に角幡唯介さんの『狩りの思考法』について文章を書きました。自然に対するイヌイットの人々の考え方、未来を予期しない態度。狩猟民と農耕民ではそもそものスタンスが違うと承知のうえで、自然のなかで生きていると彼らのような思考に収斂していく実感があります。よろしければ。 pic.twitter.com/hhkd4zGiPr
— 鎌田裕樹|農家見習い、文筆業 (@Tuning_Books) February 12, 2022
『東南アジア研究』で『民族衣装を着た聖母』が紹介されました
2022年2月8日
京都大学東南アジア地域研究研究所が発行する『東南アジア研究』59巻2号にて『民族衣装を着た聖母』を紹介していただきました。
評者は川田牧人さん(成城大学文芸学部教授)。
文化人類学が民衆キリスト教研究の対象としてとりあげてきた聖母マリアの図像について,近代美術史(キリスト教図像研究)の領域からも照射する複眼的アプローチという類例の少ない試みに野心的に取り組んだ作品である。
と、同書の試みを希少なものと評価しながら、研究をより発展させうるポイントについて、詳細な読みをベースにコメントしてくださっています。
『東南アジア研究』59巻2号は同誌の公式サイトにてPDF版が全文公開されています。ぜひご一読ください。
『狩りの思考法』が各地方紙で紹介されました
2022年1月25日
全国各地の地方紙に『狩りの思考法』書評が掲載されています。
評者は服部文祥さん(サバイバル登山家・著述家)。
「実は探検や登山は持続可能な行為ではない」と、地球上の「地理的な未知」が有限だという問題からはじまり、角幡さんの現在の活動(犬ぞり旅行)が持ちうる意味や、角幡さんが共感するイヌイットの世界観と探検との関わりへと話は進んでいきます。
なお、弊社では北國新聞、埼玉新聞、中国新聞、山陰中央新報などへの掲載を確認していますが、掲載紙を完全には把握できておりません。ウェブ版としては山陰中央新報デジタルにて配信されていますが、会員向けの有料記事となっています。