【近刊】民族衣装を着た聖母 近現代フィリピンの美術、信仰、アイデンティティ
古沢ゆりあ 著
【2021年2月発売予定】
民族衣装をまとった聖母像から、近現代フィリピンの歴史と人びとの姿が見えてくる。
若手研究者による、現地フィールドワークにもとづいた像(イメージ)の人類学。
はじめに―聖画像が“生きている”国
序章 民族衣装を着た聖母―包摂と異化の視覚表象
第一章 フィリピンにおける聖母崇敬の歴史と図像―マゼラン上陸からピープルパワーまで
第二章 バリンタワックの聖母―革命とフィリピン独立教会
第三章 ガロ・B・オカンポ作《褐色の聖母》―ローカルカラーとフィリピン近代美術
第四章 バランガイの聖母―信仰刷新運動、民間信心、奇跡譚
第五章 新たに生み出される現地の聖母―「フィリピンの聖母」と「フィリピンのマドンナ」
終章 まとめと考察
- ISBN・分類コード
- 978-4-87950-633-7 C3016
- 価格
- 6850円(本体)+税
- 判型
- A5判 上製本
- 発行年月
- 2021年2月