小林光(こばやし・ひかる)
慶應義塾大学政策・メディア研究科特任教授、博士(工学)。1949年東京生まれ。
1973年、慶應義塾大学経済学部卒業、同年環境庁(当時)入庁後、地域政策を振り出しに、主に環境と経済、地球環境に関わる諸課題、特に、京都議定書に関する内外の交渉、我が国初の地球温暖化防止法制(地球温暖化対策推進法)づくりや環境税制、国民の参加などを担当。2009年7月より環境事務次官。水俣病被害者諸団体との和解、水俣地域の再生等を先頭に立って推進。環境省を退官し、2011年4月から慶應義塾大学へ。地方環境行政の現場では、北九州市産業廃棄物課長を務めた。また、研究教育の面では、パリ大学都市研究所への留学、米国東西センター客員研究員なども経験。東大大学院都市工学科修了(修士)。
編著書に『日本の公害経験』、『環境保全型企業論』、『エコハウス私論―建てて住む。サスティナブルに暮らす家』、『低炭素都市』、『環境でこそ儲ける』、『ザ環境学』などがある。自宅でエコハウスを実践するほか、渓流釣り、蝶の観察など野外活動、料理が趣味。
- 『地球の善い一部になる。 環境共生経済への移行学』(アサヒ・エコ・ブックス No.38)