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新刊本のご案内。園田幸朗著『三浦半島フィールドノート―野歩き・海遊びのススメ―』

2010年9月1日

9月になりました。海水浴客も落ち着き、海辺は静謐な時間を取り戻しつつあります。少し暑さがやわらいだら、ゆっくり山歩きをしよう、波打ち際を散歩してみよう、そのようにお考えの人も多いのではないでしょうか。そんな人にうってつけの本を海辺の町の編集室から秋の新刊本第2弾としてご案内です。

園田幸朗著『三浦半島フィールドノート―野歩き・海遊びのススメ―』。本書は、朝日新聞の折り込みの形で、神奈川県の湘南・三浦半島エリアのイベント、グルメから歴史まで幅広い情報を掲載していた月刊タウン情報誌「朝日アベニュー」2003年7月号から2009年9月号に掲載された「野遊び あれこれ」(文・イラスト:園田幸朗)をもとに、未発表の原稿も加えて編集したものです。

生きもの、植物の不思議、自然の神秘を園田さんご自身がお描きになったイラストともに紹介しています。たとえば、以下のようなことって不思議に思いませんか?

クラゲに変身するイソギンチャク?
動けない生きもの(海藻など)ってどうやって生きているの?
ウラシマソウって浦島太郎から名づけられた?
植物が化粧するって本当?
雑草って本当に強いの?
満潮って何時?
手つかずの自然てどういうの?
穴が好きなカイ?

著者の園田幸朗さんは理科の教職員を自主退職した後、ナチュラリスト、三浦半島の自然観察会講師などを務められておりました。残念ながら2009年11月に76歳でご逝去されましたが、今回奥さまのご意向により、弊社より刊行することになりました。

子どもから大人まで読みやすく、楽しめる1冊になっています。鎌倉・逗子・葉山・三崎探訪必携の1冊! 秋は本書を持って、三浦半島の里山・里海新発見の旅に出かけませんか?