犬ごころ、人ごころ


突然の入院、愛犬との別れ、そして再会

2012年9月27日

 皆さん、ごぶさたしていました。前回再会のご挨拶を書いておきながら、ブログの更新が4か月以上もあいてしまいました。私事ですが、ちょっと入院することを強いられたこともあって、更新ができませんでした。申し訳ございません。もう復活しましたので、また「犬ごころ、人ごころ」を本格的に始めたいと思います。よろしくお願いします。


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アンディのこの表情を久しぶりに見たときはやはり感動した


 さて、この入院ですが、結果的に2か月近くに及ぶことになり、それだけ長期に愛犬のアンディ、ディロンの2匹と離ればなれになったわけですが、入院中の興味は、逢うことそのものは当然ですが、再会したときにいったい彼らはどういう行動に出るのだろうかということでした。
 喜んでくれるのは確実だと思いますが、上のアンディは、周囲に誰かいればいきなり喜びを炸裂させず、ワンテンポおいて周囲の様子を見ながら、テンションが徐々に上がっていくのではないかと予想しました。ただディロンがいないアンディだけの再会ならば、初めからフルテンションで、クウーンというもの悲しげな鳴き声が弾け、それがしばらく続きながら、「なにやっていたんだ」というメッセージを発しながら、強烈なスキンシップを求めてくることでしょう。そうなると私の方が泣いてグシャグシャしてしまう懸念がないわけではないのだけど。
 一方ディロンとの再会は、年齢もまだこのときは1歳に満たないため、アンディのように周りのことは関係なく、ストレートに切ない声を出しながら喜んでくれると思うが、トッちゃん坊やなので予想とは違うリアクションも秘かに期待していた。逆に彼とはまだ一緒にいた時間が数か月とやはり短いので、訝しげに僕のことを見たり、値踏みする過程がはいってもおかしくはないとも思ったりもした。
 でも、心情的にはやはり熱烈歓迎で迎えてほしいし、そんなことはないとは分かっていながら、たとえ短い間でも突然フェイドアウトしてしまったから、忘れさられたのではという不安で弱気な気持ちが芽生えたのも事実である。


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まだ1歳に満たないディロンだが、私がいない間も順調に成長していて一安心


 そして、入院して1か月ほど経った頃、私は退院前に外出許可を得て、犬たちに会う機会を得た。この日は犬たちと遊びにいくことができた。ファースト・コンタクト。まず彼らが乗ってきたクルマで会ったが、いつものようなノーマルな喜び方で終わり、そのまま私も乗りこんで、目的地のドッグリゾートに向かう。そこに着くと、私との再会よりも、まずはそのドッグリゾートに来られたことの喜びを彼らは身体いっぱいにあらわし、私との再会についての本格的な喜びのコミュニケーションは一息ついたあととなった。
 要するに私は後回しにされたわけだが、別に私はそんなに気にはならなかった。なぜならアンディが淡々とした反応をすることは予想していたし、若い物真似ディロンもそれにつられたのではと思えたので、それよりもここに来るまでの間のアイコンタクトで、アンディとは分かり合っていた実感があったから、気にはならなかった。

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2匹とも喜び方は普通ながらも、久々の再会の喜びをその奥に秘めるという日本人のような反応だった


 そして時間が経つと、やはり少しずついつもと違う面を2匹とも覗かせてきた。最初は意外にもアンディの方で、一息ついた後でクゥ~ンという切ない声を出しながら寄ってきた。激しく身体を私にこすりつけて、改めて本格的に再会を喜んでくれた。もちろん、しっぽは千切れんばかりに振られていた。その様子を見ていたディロンの方も、アンディに引っ張られる形で、同じように切ない声と千切れそうなしっぽの振りを見せて再会を喜んでくれた。おまけに彼は離れる前より私の指示に忠実で、二人でボール遊びを楽しんだ。
 このように私は愛犬との束の間の再会を果たしたのだが、その後、さらに2週間近くの入院を強いられたのだった……


著者紹介

池野谷 健二(いけのや けんじ)
Editor, Photographer, Writer, DTP Director
湘南・鵠沼在住
ken [at] dogphoto.jp ([at] を @ に変えてください)

出版社勤務を経てから平成2(1990)年に独立。様々な編集・制作業務に携わり、20年以上にわたる雑誌編集長のキャリアも持つ。現在はフリーとして活動中。

1997年、ゴールデンレトリーバーのセナ(♂)を飼い始めたことがキッカケで犬の撮影を始め、2002年に2匹目のアンディ(♂)も家族の一員に。それからは愛犬が生活の中心にいるという生活となる。2010年4月、初代のセナが亡くなり、2011年3匹目のディロン(♂)が家族に加わり、現在は2匹のゴールデンとともに暮らしている。

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