一人企業


挑戦を続けること

2011年3月27日

今回は、なぜぼくらが挑戦を続けるべきなのかについて綴りたいと思います。

東日本大震災に際して

2011年3月11日(金)に発生いたしました「東日本大震災」の被災地のみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。また、一日も早い復旧を心よりお祈り申しあげます。

ぼくにとっては、東京にいて距離が離れていたとはいえ、直接体験する人生初の大震災でした。

今回の地震を身近に経験して、そして津波による被害や、人災ともいえる福島第一原子力発電所の事故を目の当たりにして、 ぼくも、ぼくらの仲間も、それぞれができること、やるべきことを、よく考えるようになりました。こんな時だからこそ、ぼくらにできることを素直に、信念を持って、情熱的に実践していきたい、強くそう思います。

挑戦をやめないで

これまでの記事のなかでも、一貫して、スタートアップが世界や社会を変えるだけでなく、雇用問題などさまざまな問題に対して、具体的な解決にもつながるということを論じてきました。

それは、スタートアップが挑戦を続けるからです。

一人企業のアドバイザーでもあるBeautylish創業者のNils Johnson氏[1]からこんなメッセージが届きました。

震災当時、彼も日本に偶然滞在していました。日本国内が混乱するなか、 911をニューヨークで、それも世界貿易センタービルのわずか1ブロック先で信号待ちの車のなかで経験したという彼は非常に落ち着いていました。その彼が、日本を発つ直前に、一言だけメッセージを残してくれました。

これは、今、団結して困難に立ち向かおうとしている日本人全員に対するメッセージなのだと思いますので、ここに共有します[2]

これから成田空港を出発します。何から何までありがとう。ぼくらはシリコンバレーに戻って、寄付を募って、なにか日本のためになることをしようと思う。無事を祈っています。そして、新しいことへの挑戦を続けて下さい。君たちの国には、今、これまでのどの時代よりも、スタートアップが必要とされている!
どうもありがとう。
ニルスより。

I’m off the airport. Thanks for everything and we’ll go back to do some good work for Japan getting donation. Be safe and keep starting up,,,, your country needs it now more than ever!
Domo Arigato!
nils

ぼくらにとって、日本にとって、今何が必要なのか。それは、挑戦を続けること(keep starting up)だと信じます。

Sokai.me

ぼくらの挑戦のひとつとして、Sokai.me(疎開.me)というウェブサイトを、友人たちとともに震災の直後に始めました。

Sokai.meは今回の東北関東大地震の影響を受けた人と、疎開先を繋ぐサイトです。

東北関東大震災を受けて、約30万5千人といわれる被災者のみなさんや、外国籍住民の方で避難先のないみなさんのための、受入先(疎開先)と疎開者の方々をつなぐ場所をつくりました。

被災した地域の避難場所での生活は大変な困難を伴います。暖をとることも、充分な栄養を取ることも難しい状況にあります。被災したみなさんは、今後数か月以上に渡って避難生活を余儀なくされることが予想されます。

全国のみなさん、被災地域以外の方で、「ホテルの空室を無償で提供する」、「家の2階が空いている」、「深夜のバー営業以外の時間は寝泊まりに使える」などの情報をお寄せください! また、被災者の皆さんで疎開を希望する方についての情報もお寄せください。

疎開先にとっては、人が来ることによって人手が増えて助かったり、そこで新しい交流が生まれて、疎開が終った後にも、また旅行で訪れてもらえるような、そんな人と人の温かいつながりができる場所にしていけたらと考えています。

Sokai.meでは、皆様の温かいご支援をいただくなか、徐々にではありますが、疎開受入先への登録をして頂き、疎開希望者の紹介を開始しています。まだまだ35万人には届きませんが、引き続き頑張って参ります! 行政や自治体等による避難先だけでは足りません! みなさん一人一人の力が必要です! ご支援、ご協力のほど、どうぞよろしくお願い致します。

http://sokai.me
@sokai.me

  1. [1]ご自身も、メークアップ技術や商品レビューなどについて紹介する美容関連サイトであるBeautylishというスタートアップ企業をシリコンバレーで創業している起業家であり、Y Combinatorのスタートアップに数々の投資をしているエンジェル投資家でもあります。
  2. [2]掲載について、本人の了承済みです。

著者紹介

高橋雄介

高橋雄介 (たかはし・ゆうすけ)

1980年生まれ。2003年 慶應義塾大学 総合政策学部卒業、2005年慶應義塾大学 大学院政策・メディ ア研究科修士課程修了。2008年同大学院後期博士課程単位取得退学。博士(政策・メディア)。2005年より同大学院研究員として、知識ベースシステム、マルチデータベース、ビジュアリゼーション、教育およびキャリア開発におけるデータベース利用に関する 研究開発 に従事(~2009年)。2010年11月、株式会社一人企業を創業。2013年2月、米国カリフォルニア州Mountain ViewにてAppSocially Inc.を創業し、CEOに就任。専門は、データベース、知識ベース、マルチメディアデータベース、顧客開発、および、 グロースハック。2013年4月より、米国シリコンバレー在住。

(株)清水弘文堂書房

TEL 03-3770-1922 FAX 03-6680-8464

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