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『藝術と環境のねじれ』が図書館協会選定図書になりました

2013年3月13日

藝術と環境のねじれ 日本画の景色観としての盆景性』が日本図書館協会の選定図書(第2850回 平成25年2月27日選定)に選ばれました。


『藝術と環境のねじれ』お詫びと訂正

2013年2月21日

『藝術と環境のねじれ 日本画の景色観としての盆景性』文中の表記に誤りがあることが判明いたしました。

86ページ 図版の説明文
誤: 図2-9 高橋由一『池の端暮景(不忍ノ暮景)』1880(明治13)年頃 愛知県立近代美術館所蔵
正: 図2-9 高橋由一『不忍池』1880(明治13)年頃 愛知県美術館所蔵
302ページ 下段左
誤: 図2-9 高橋由一『池の端暮景(不忍ノ暮景)』1880(明治13)年頃 愛知県立近代美術館蔵
正: 図2-9 高橋由一『不忍池』1880(明治13)年頃 愛知県美術館蔵

作者のご遺族、所蔵館、ならびに読者の皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げるとともに、上記の通り訂正いたします。

お買上げいただいた皆様には、大変お手数をおかけいたしますが、上記の通りご修正くださるようお願い申し上げます。


藝術と環境のねじれ 日本画の景色観としての盆景性

2013年1月17日

早川 陽 著

アサヒ・エコ・ブックス No.36

景色を描くあなたへ。
風景を見るすべての人へ。

日本画は、東洋の「山水」と西洋の「風景」のあいだを揺れ動きつづけてきた。その「揺れ」から生じるオリジナリティ、「盆景性」。自然を「盆」におさめて愛する日本の美意識を解きあかす。

日本図書館協会選定図書(第2850回 平成25年2月27日選定)

創作、美術教育、美術史・文化史研究が、これほどバランスよく相互補強するかたちで、著者自身のヴィジョンを構築している論文に出会うことは、めったにない。私にもそうだったように、きっと様々な分野の方に刺激を与えてくれるだろう。ぜひご一読をお薦めしたい“アイデアの宝庫”の本である。

―― 佐藤道信(東京藝術大学美術学部教授)

日本画の景色観を巨視的視点から眺めることで「日本画」概念の「揺れ」を見てとり、あるいは「日本画」と切りはなされた盆栽や文人画などの生活文化が山水性を保持している構図に「日本画」の「ねじれ」を見る。この視点は文献研究と同時に、日本画の制作を通して過去の心性を感覚的に会得しようとする作家活動、盆栽を育て、鉢を作ることで過去の文化を総体として実感する営み、また過去の眼差しの蓄積を読みとくような美術教育実践から立ちあがってきたものである。

―― 小松佳代子(東京藝術大学美術学部准教授)

日本画家としての早川による「盆景性論」は、美術領域内だけでなく、自然環境とくにちきゅう環境の実感・認識にとっても貴重な観点を示唆する。高密度情報社会化時代の進展とともに、相対的に空間イメージが凝縮し、多様に複雑化するちきゅう環境における、「盆景性」の意味はいっそう重要さを深めると考える。

―― 永延幹男(南極海洋環境生態学者・(独)水産総合研究センター・農学博士)

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