清水弘文堂書房のその日、その月

極北彷徨① カナダ・ヌナブト準州誕生10周年

2009年4月3日

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ヌナブト準州議会内の準州旗。
2005年9月撮影

初めてカナダ極北地方を訪問したのはいまから約19年まえの1990年7月、10歳のころでした。バフィン島にあるフロビッシャー・ベイ(現ヌナブト準州州都イカルイト)から飛行機に乗り、パングニルトゥングへ。そこから船外機付きボートでと一緒に無人島へ。無人島で作家のC・W・ニコルさんと3人で1週間ほど過ごしました。そのころの原体験から、極北および先住民イヌイットに魅せられ、イヌイット研究を志したのが1999年、18歳のときです。

ときを同じくして、1999年4月1日にカナダ極北地方の地図が大幅に塗り替えられました。ノースウエスト準州(州都イエローナイフ)から分離し、ヌナブト準州が誕生しました。「ヌナブト(Nunavut)」はイヌイットの言葉で、「私たちの土地」を意味し、準州という政治的枠組みを得られたことは彼らの長年の夢だったのかもしれません。

2000年から2006年までほぼ毎年2か月から3か月、カナダの極北地方で過ごしました。最後に極北の地を彷徨してから3年あまり……ヌナブト準州10周年のようすをネットで見て、かの地が懐かしく、郷愁の念があります。フィールド(現場)に行かないと、フィールド感覚が薄れていきます。短い期間でもいいので、今年あたりはフィールドに行きたいな~と思う今日このごろです。

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