犬ごころ、人ごころ


ポチたま出演、そして犬のためのマリンスポーツのススメ

2013年6月30日

ボードの先端が大好きで、タイタニック気分のアンディ

ボードの先端が大好きで、タイタニック気分のアンディ


—私は撮影に立ち会えなかったのだが、この日は梅雨入りしたにもかかわらずよく晴れ、絶好のSUP日和。ライダーのT君と家の犬たちはライディングシーンが撮れ、松本君とまさはる君も乗ることに成功して、無事に撮影は終了した。どんな編集が成されているかはまだわからないが、きっといいコーナーに仕上がっていると思うので、ぜひご覧あれ。オンエアーはBSジャパンが7/10(水)夜8時、テレビ東京の方が8/16(金)昼12時半となっています(他の地域の地上波放送は番組HPや各放送局のHPを参照のこと)。
昨年の撮影風景。ダイスケ君はこのあと見事波に乗れました

昨年の撮影風景。ダイスケ君はこのあと見事波に乗れました


—ところで、今までの我が家3代のゴールデンレトリーバーは、すべてポチたまに出演している。初代セナはウインドサーフィン犬として、アンディとディロンはSUP犬として、夏・湘南・マリンスポーツという条件が揃っていたので出演の運びと相成ったわけだが、実は我が家の犬が出ないときでも毎年夏が近づいてくると、必ずやるであろう湘南企画について、制作会社から協力依頼が来るようになってしまっている。私もメディアは違うが制作畑にいたのでその辺の気持ちや意図はよく理解でき、相棒の女性が中心となって協力しているのだが、いくら湘南とはいえ、マリンスポーツを楽しむ犬というのはそう存在するものではなく、ウインドサーフィンにSUP、サーフィンとボード系マリンスポーツも一通りやってしまったから、さすがに新鮮味も薄れ、もう声がかかることはないだろう。ただ、ポチたまに協力してきて感じることがある。それは「もう少し犬と一緒に積極的にマリンスポーツを楽しむ人がいてもいいのでは」ということである。いくら日本有数のマリンスポーツエリアでも、そういう人はごく少数派なのである。
アンディとタンデムセイリング。方向転換のためセイルを反転中

アンディとタンデムセイリング。方向転換のためセイルを反転中


—もう少し正確に言うと(これが今回述べたいことなのだが)「犬のためにマリンスポーツを楽しむ」あるいは「自分のためではなく愛犬のためにマリンスポーツをやる」ということである。人の心をとらえて離さない魅力的な各種マリンスポーツであるが、あくまで人ではなく愛犬の楽しそうに喜ぶ姿を見ることが主な目的で、そしてこのような「人ごころ」で犬とつきあうことを、私は経験者としておススメしたいのだ。
—私の知人に愛犬のためにゼロからサーフィンを始めた人がいる。彼は齢もいい歳になっているが、一緒に乗るためにふさわしいボードを選び、休日は早朝から海に行き、愛犬とイチからサーフィンを練習している。今では取材もたくさん来るぐらい有名になっているが、このことによって彼と愛犬との距離感や信頼関係がタイナミックに変わったという。
愛犬のためにサーフィンを始めた知人。見事にテイクオフ

愛犬のためにサーフィンを始めた知人。見事にテイクオフ


—私も長年海上のボードの上や波の中で愛犬といろんな経験をしてきているが、いくらゴールデンは泳ぎが得意とはいえ、水上は陸上とは異なる非日常であり、時にはやや危険な事態にも遭遇するから、そこで育まれる愛犬とのあいだの信頼関係は格別に深くなる。ウインドサーフィン中に沖合で若かりしころのアンディがバランスを崩してボードから落ち、私はそのままスーッと20~30m進んでしまったときや、200mぐらい沖合で恐くなったのか浜に向かって飛び込んでしまったが、泳いでもなかなか浜に着かなくてパニック気味のときに、私が助けにきたときに見せた愛犬の安堵の表情は、今でも脳裏にはっきりと焼き付いているし、その後、私は彼から信頼されているという確かな実感がある。ただ別に一緒に危険な目に遭えと言っているのではない。海での楽しい経験をその何10倍、彼とともに経験していることを、念のためお伝えしておくが、そういう一連の経験のすべてがどんどん愛犬との関係を濃密にし、たんなるペットではなく、仲間や家族のレベルに高めていくということを忘れないでほしい。そのための手段のひとつとして、特に湘南のような地域では海で一緒に遊ぶということを積極的に活用してほしい。
沖合を海上散歩。すれ違う人は一様に驚いていく

沖合を海上散歩。すれ違う人は一様に驚いていく


—もちろん犬種や個体によって水が苦手な場合もあるが、ゴールデンみたいにDNAに水遊びが刷り込まれている犬種は絶対に行った方が、その犬種が本来持っている本能的特徴を伸ばすことにもつながるから、それが犬にとって幸せでないはずがなく、そして、人の方もマリンスポーツそのものも当然楽しめるわけであるから、いいこといいことづくめだと思うのだが、いかがでしょうか。 


著者紹介

池野谷 健二(いけのや けんじ)
Editor, Photographer, Writer, DTP Director
湘南・鵠沼在住
ken [at] dogphoto.jp ([at] を @ に変えてください)

出版社勤務を経てから平成2(1990)年に独立。様々な編集・制作業務に携わり、20年以上にわたる雑誌編集長のキャリアも持つ。現在はフリーとして活動中。

1997年、ゴールデンレトリーバーのセナ(♂)を飼い始めたことがキッカケで犬の撮影を始め、2002年に2匹目のアンディ(♂)も家族の一員に。それからは愛犬が生活の中心にいるという生活となる。2010年4月、初代のセナが亡くなり、2011年3匹目のディロン(♂)が家族に加わり、現在は2匹のゴールデンとともに暮らしている。

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