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わたしたちの週末

2010年7月17日

朝食をとり終わっても、出かける支度をせず話に花を咲かせるトイン(左)とオメナ(右)。寝衣姿を撮られることを、オメナは恥ずかしがって笑った。2010年6月13日 イフェ、モダケケ地区の下宿先にて

わたしたち3人は今、それぞれの場所で忙しく暮らしている。

仕事の都合、家庭の事情、財布の状況で、なかなか会えない。

ふだんはオフィスで白いブラウスに黒いスカートだから、こんな日には真っ赤なティーシャツや花柄のワンピースをまとう。いつも夕飯はひとりで適当にすませているけれど、今日は新鮮な鶏肉を買いに市場へ寄って帰ろう。10か月ぶりに3人で集まれる、この週末。

深夜も早朝も、水浴びしているときも、用を足しているときも、着替えているときも、化粧しているときも、もったいなくて、しゃべりつづけた。

歳をかさね、場所をへだて、いつのまにかおとなになった。いつか変わってしまうなにかを恐れながら、変わらないものを信じて、わたしたちはそれぞれの街で、また新しい朝をむかえる。

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朝食をとり終わっても、出かける支度をせず話に花を咲かせるトイン(左)とオメナ(右)。寝衣姿を撮られることを、オメナは恥ずかしがって笑った。
2010年6月13日 イフェ、モダケケ地区の下宿先にて

(毎週土曜日更新)