新年のご挨拶

2010年1月4日

新年あけましておめでとうございます。昨年は大変お世話になり、ありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

本日から新年業務が始まりました。従来通り良質な書籍を世に問うと同時に新たな試みも思索中です。昨年はホームページを大幅リニューアルいたしました。今年はホームページのコンテンツをさらに充実し、新たな情報発信をしていきたいと思っております。

今年は寅年。「出版冬の時代」に屈せず、慎重かつ勇猛果敢にいろいろなことに挑戦していきます。ご指導、ご鞭撻よろしくお願い申し上げます。

清水弘文堂書房スタッフ一同


極北彷徨④ 生命、それはきれいな水に宿る

2009年12月15日

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アザラシ猟をするボート。2005年8月撮影

「きれいな水に生命は宿る。私たちはそのことに感謝しなければならない」
河口に北極イワナを捕まえるための定置網を仕かけおえ、川の水を手に取り飲んだ後、30代のイヌイットの男性は上記の言葉をつぶやいた。

カナダ・ヌナブト準州のほとんどのコミュニティは湾沿いにあり、海にかこまれるようにある。夏の極北の海は穏やか。日本海のような荒々しい顔はなく、波ひとつない海面は鏡のよう。鏡のなかで気持ちよさそうに泳いでいる茶色い藻。ときおりこちらを伺うように顔をだすアザラシ。イッカククジラの長い牙が水面に波紋をつくり、ベルーガは優雅に水中で踊る。極寒の地ながら、極北の海の生態系は豊かだ。

だが、近年、海洋汚染を示すような事例がいくつか挙がっている。たとえば、イヌイットの女性の母乳からカナダ南部の女性のそれと比較し、濃度が何倍もある水銀が検出された例がある。狩猟採集のみの生活形態ではなくなったものの、海洋生物を補食しながらの生活は今なお続いている。汚染物質が大気に流れ、それが雨となって、極北地帯に舞い降りる。そして、食物連鎖で人間の体にいきつく。元々は人間による汚染が人間にいきつくのだから、皮肉な話だ。

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年末年始営業のおしらせ

2009年12月12日

昨日の雨天とはうってかわり、本日は快晴。今年の冬は暖冬らしいですね。関東地方では最高気温18度。こうも気温差があると、体調管理に気をつけなければなりません。

本日は弊社の慰労会。好天のなか、夕方から美味いものを食べ、酒を飲みます。この時期になると、みんなでわいわいやるのもいいですが、一人酒もなんだか心地よい。場末の酒場の片隅で、日本酒を呷りながら……なんていうのもおつであります。

産経新聞で乳井昌史著『美味礼読』の書評が掲載されました。本書は不思議な魅力があり、読んでいると、酒と食がすすむ。「おいしい本」を味わいながら、ビール、焼酎、ハイボール……なんていうのもわるくない。年末は休肝日をつくりつつ、酒を嗜みます。

さて、今年も残すところあとわずかになりました。年末年始営業のおしらせです。本年の営業は12月28日(月)までです。12月29日(火)~1月3日(日)までお休みさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。


COP15開催。そして、地球人間環境フォーラム編、あん・まくどなるど著の「アサヒ・エコ・ブックス」近刊情報

2009年12月8日

コペンハーゲンで7日、気候変動枠組み条約の第15回締結国会議(COP15)が開幕しました。地球温暖化問題、あるいは、鳩山政権の今後の指針に注目が集まるなか、連日テレビではCOP15のニュースが報道されています。

COP15の開幕にあわせたように、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)に関する後味の悪い話題もでてきました。詳細は「日経エコロミー」の記事ほか別サイトをご覧いただければと思いますが、地球温暖化に人為的な影響があることを示すデータにねつ造の疑いがあるとか、ないとか。「クライメートゲート(Climategate)」なんて造語も出てきているようです。COP15の議論にどのような影響があるか、見守りたいです。

さて、こちらまたまた新刊本のご案内です。財団法人地球・人間環境フォーラム発行の「グローバルネット」に2008年1月(206号)~2009年3月(220号)まで連載されていた「『ちょっと、おかしくないですか?』~あん・まくどなるどの列島ウオッチ」がアサヒ・エコ・ブックスの1冊になります。地球温暖化に関して、各界の有識者のインタビュー、カナダ出身の才媛あん・まくどなるどが現場で感じたことなどなど、多岐にわたる内容になっています。

こちらも詳細は後日になりますが、先日おしらせした小川利紘・及川武久・陽 捷行編『地球変動研究の最前線を訪ねる』とあわせて、この冬の読み物としていかがでしょうか。


宮城県旧松山町・酒米研究会の販売促進会と一ノ蔵米(ひとめぼれ)@池袋・宮城ふるさとプラザ

2009年12月4日

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先日、池袋・宮城ふるさとプラザに行ってきました。今年3月にジュンク堂池袋本店で「アサヒ・エコ・ブックス・フェア」を開催していたときは池袋によく来ていましたが、ひさしぶりです。池袋駅東口を出て、サンシャイン方面に向かうと、商店街のロータリーのような場所に宮城ふるさとプラザ「コ・コ・みやぎ」があります。

宮城県旧松山町(現大崎市)の松山町酒米研究会と一ノ蔵が販売促進会を11月30日(月)~12月6日(日)までおこなうというので、顔見せ。酒米研究会と一ノ蔵と弊社の関係は……と書くと長くなるので、興味がある方は松山町酒米研究会監修、あん・まくどなるど写真・文『田園有情 農山漁村映像野帖1 ある農村の四季』をご覧ください。

場所がいいのか、人通りが多く、人が入れ替わり立ち替わり入店。店に入ると、酒樽にめいっぱい積まれている特別栽培米ひとめぼれ、題して「一ノ蔵米」。この新米、ほんとうにおいしいんです。

週末土日の午後2時と午後4時には、目の前の広場にて次橋神楽もやるようなので、お近くにご用の方はぜひお立ち寄りください。


アサヒ・エコ・ブックス26 小川利紘・及川武久・陽 捷行編『地球変動研究の最前線を訪ねる』近日刊行

2009年11月27日

あっという間に師走になります。来月、デンマークのコペンハーゲンで気候変動枠組み条約の第 15 回締結国会議(COP15)が開催されます。昨日の報道によると、中国は温家宝首相が出席するようです。二酸化炭素(CO2)排出量と人口世界一の国の首相が大きな国際舞台で温室効果ガス削減含めて地球環境の将来についてどのような発言をするのでしょうか。

ちょうどいい時期にうってつけの書籍が刊行されます。アサヒ・エコ・ブックス 26 小川利紘・及川武久・陽捷行編『地球変動研究の最前線を訪ねる』。総勢 20 人を越える執筆者が多角的な視点から地球環境変動について論じています。詳細はまた後日お知らせいたします。


極北彷徨③ カナダ極北地帯で先進7か国財務省・中央銀行総裁会議(G7)を開催できるか

2009年11月20日

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ヌナブト準州州都イカルイトの空港。2005年8月撮影

2001年2月28日のことである。北極点を目指す最前線基地が置かれるレゾリュート・ベイからオーロラの町イエローナイフに行き、それから、ヌナブト準州中部の町ランキン・インレットに向かった。日本ですべての飛行機便を予約しており、その日のうちに、州都のイカルイトに移動する予定だった。ランキン・インレットの天気は快晴。しかし、イカルイトは悪天候。予定していたファースト・エアーの便は飛ばず、数時間遅れで、カナディアン・ノースの便に乗って、イカルイトに向かうことになった。

飛び立ったはいいが、現地周辺に行くまで飛行機が無事到着できるかわからない。窓の外を見ると、飛行機はぶ厚い雲に覆われ、氷雪が激しく降っている。心弱き私は不安な気持ちに包まれていたのを覚えている。アナウンスによると、着陸を試みるとのこと。激しく揺れる飛行機。機内の人からはジェットコースターに乗っているかのような声が。飛行機は無事着陸した。あれから、極北地帯の飛行機に何度も乗っているが、あれほどの揺れと恐怖を感じたのはあのときが最後だ。着いたら着いたで、タクシーはストライキ―中。気温マイナス22度のなか、飛行場から町の中心部まで重い荷物を背負いながら、冬の行進。あの日のことはいまでも鮮明に思い出すことができる。

ことの顛末は拙著『ヌナブト イヌイットの国その日、その日 テーマ探しの旅』に詳しく書いてあるが、このことを思い出したのは、昨日読売新聞である記事を読んだからである。

2月のカナダG7、-23・8度のイカルイトで」という記事によると、来年2月5~6日に先進7か国財務省・中央銀行総裁会議(G7)がカナダ・ヌナブト準州州都のイカルイトで開催されるようだ。開催理由としては、「環境保護と北極圏開発の両立を目指すカナダの姿勢をアピールする狙い」があるらしい。記事には、「極寒の地で重要な国際会合が開かれるのは異例。カナダのメディアも開催地決定について『参加者は無事に集まれるのか』『毛皮商人や冒険家の追体験を堪能できるだろう』と驚きと皮肉交じりに報じている。」とある。

現地を知っているだけに、来年どのようになるか、不安でもあり、楽しみでもある。


「シード・ハンター/Seed Hunter」上映会@オーストラリア大使館

2009年11月13日

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昨夜、オーストラリア大使館で「シード・ハンター/Seed Hunter」(監督:サリー・イングルトン、カメラ:フィリップィ・ブル、字幕:日本語、時間:53分)の上映会がありましたアース・ビジョン第17回地球環境映像祭最優秀受賞作品。国連大学高等研究所いしかわ・かなざわオペレーティング・ユニット、オーストラリア大使館、在日オーストラリア・ニュージーランド商工会議所共催、国連大学高等研究所後援、アース・ビジョン組織委員会協力で催されたものです。監督も来日し、Q & Aセッションをおりまぜながらで、会場は大盛況でした。

9月18日のブログで告知しましたが、明日、金沢市文化ホール大会議室でも本作品の上映会があります(事前予約制ですが)。パンフレットにも記載されていますが、今年12月にはデンマークのコペンハーゲンで「国連気候変動枠組条約第15回締結国会議」が開催され、来年10月には名古屋市で「生物多様性条約第10回締結国会議」が開催されます。

弊社はアサヒ・エコ・ブックス・シリーズなど「活字」をとおして、環境問題を考える一助になればと思っておりますが、「映像」をとおして、諸問題を考えるのもいいものです。


乳井昌史著『美味礼読』取次搬入と東京スカイツリー

2009年11月6日

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お待たせいたしました。乳井昌史著『美味礼読』来週取次搬入となります。早いところだと、来週中に書店店頭にてお求めいただけると思います。佐藤のぞみさんによる装丁で、思わず手にとりたくなるデザインと質感です。

話はかわりますが、先日、浅草に行ったときのこと。アサヒビール吾妻橋本部ビル墨田区役所のあいだに、にょきにょきと建設中の建物。最高高さ634メートルの東京スカイツリーが順調に建設中のようです。アサヒビール社の窓からはその様子が一目瞭然。この企画にたずさわっている某広告代理店の方に聞いたところ、1日1メートル建設が進んでいるのだとか。これができたら、下町の景観もかわるのでしょうね。


乳井昌史著『美味礼読』発行時期変更のお知らせ

2009年10月10日

8月11日付けのブログで、乳井昌史著『美味礼読』の発行時期について、9月末日とお知らせいたしましたが、現在最終作業をしており、10月末日に変更となりました。書店店頭に並ぶのは11月初旬になります。各方面からお問い合わせいただき、ありがとうございます。どうぞ楽しみにお待ちください。

(株)清水弘文堂書房

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