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明治大学の入試問題に『狩りの思考法』が採用されました

2024年4月9日

明治大学 政治経済学部 2024年度 入試問題(国語)に『狩りの思考法』(アサヒ・エコ・ブックス40)の一節が採用されました。入試日程は3月中にすべて終了しており、終了後に入試センターよりご報告いただきました。

国語の大問全4問のうち第2問で、およそ4ページ半の文章を読んだのち小問7つに回答する形式。『狩りの思考法』最終パート「死んだ動物の眼」の第2節(204~210ページ)が引用されています。

狩猟という行為から、狩猟者と獲物との関係性、人間の生の正当性などへと考察が進む、本文でも緊張感の高い部分です。

入試問題文には載っていませんが、この節は「それにしても、なぜ動物の視点から自分の汚れた手を見つめなければならないのか?」と締めくくられており、思索はさらに深まっていきます。

その帰結は、ぜひ書籍でご確認ください。


朝日新聞 be on Saturday 3月11日 フロントランナー 角幡唯介さん

2023年3月14日

朝日新聞(2023年3月11日号)の土曜版 be on Saturday に「フロントランナー」として角幡唯介さんのインタビューが掲載されています。

朝日新聞(2023年3月11日号) be on Saturday フロントランナー 角幡唯介さん

「極地で文明を哲学する『雪男』」と見出しが打たれた記事冒頭では『狩りの思考法』から2文が引用されており、現在角幡さんが続けている犬ぞり旅行の意義を伝えています。

朝日新聞デジタル(ウェブサイト)でも有料記事として掲載されていますので、会員登録されている方はぜひご一読ください。


『アジア・アフリカ地域研究』で『民族衣装を着た聖母』が紹介されました

2022年4月12日

京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科が発行する『アジア・アフリカ地域研究』2021年第21-2号(2022年3月)にて『民族衣装を着た聖母』を紹介していただきました。

評者は宮脇聡史さん(大阪大学言語文化研究科教授)。

既存の聖母崇敬の研究は在地の宗教実践の解明を中心課題としており,これに対し民族衣装をまとった聖母像に対象を絞り,人類学だけでなく美術研究の観点を織り込んだ本書は過去に類例がない.(中略)今後のフィリピンの宗教実践に関する研究の発展のひとつの方向を示している.

と、同書の試みを貴重なものと評価しながら、残された課題についても研究を発展させうる建設的なものとして示してくださっています。

『アジア・アフリカ地域研究』2021年第21-1号は同誌の公式サイトにてPDF版が全文公開されています。ぜひご一読ください。


『本の雑誌』3月号で『狩りの思考法』が紹介されました

2022年3月1日

『本の雑誌』2022年3月号にて『狩りの思考法』を紹介していただきました。

評者は服部文祥さん(サバイバル登山家・著述家)。同誌での書評連載「サバイバルな書物」第79回です。

岩を登るフリークライミングが「オンサイト(初見一撃)」という価値を重視し、「人類の初登攀と個人の初登攀を、ほぼ同列に扱うことができるようにな」ったという転換によって、探検や登山が迎えつつある限界とは別の可能性を拓いたことに触れ、角幡さんのこれまでの探検も(また服部さん自身の「サバイバル登山」も)そうした発想の延長線上にあるとしながら、「その先で角幡は、狩猟の世界にたどり着いた」と指摘されています。

ほかにも、角幡さんの狩猟と漂泊の旅に、服部さんがどのような可能性を感じているのかが詳しく語られています。ぜひ本誌にてご確認ください。


『山と渓谷』2月号で『狩りの思考法』が紹介されました

2022年3月1日

『山と渓谷』2022年2月号「注目の本」にて『狩りの思考法』を紹介していただきました。

評者は麻生弘毅さん(ライター)。「あれほどこだわった「探検」から自由になる思考の軌跡を描いている」とし、『空白の五マイル』や『極夜行』からの変遷に注目されています。

また、「漂泊」的な態度やイヌイットの価値観に感慨を抱きながら、それを安易に受け入れてしまえば「眼前の状況を自身で判断」したことにはならない……という矛盾に悩みつつも、本書を読む楽しさがつづられています。

書評はヤマケイオンラインのウェブマガジンYAMAYAでお読みいただけるほか、Amazon Kindle Unlimitedをご契約の方は『山と渓谷』本誌(バックナンバーを含む)を読むことができます。『山と渓谷』1月号より角幡唯介さんの連載「角幡唯介のあの山を登れば」も開始されていますので、あわせてお楽しみください。


京都新聞で『狩りの思考法』が紹介されました

2022年2月15日

京都新聞(2022年2月12日)にて『狩りの思考法』を紹介していただきました。

評者は鎌田裕樹さん(農家・文筆家)。極北のイヌイットが厳しい自然に向き合う「ナルホイヤ」の態度やその背景に触れ、「打ちのめされるような思いがした」と綴られています。

書評は京都新聞本紙のほか、鎌田さんのツイートでもお読みいただけます(本記事にも埋め込ませていただいています)。


『東南アジア研究』で『民族衣装を着た聖母』が紹介されました

2022年2月8日

京都大学東南アジア地域研究研究所が発行する『東南アジア研究』59巻2号にて『民族衣装を着た聖母』を紹介していただきました。

評者は川田牧人さん(成城大学文芸学部教授)。

文化人類学が民衆キリスト教研究の対象としてとりあげてきた聖母マリアの図像について,近代美術史(キリスト教図像研究)の領域からも照射する複眼的アプローチという類例の少ない試みに野心的に取り組んだ作品である。

と、同書の試みを希少なものと評価しながら、研究をより発展させうるポイントについて、詳細な読みをベースにコメントしてくださっています。

『東南アジア研究』59巻2号は同誌の公式サイトにてPDF版が全文公開されています。ぜひご一読ください。


『狩りの思考法』が各地方紙で紹介されました

2022年1月25日

全国各地の地方紙に『狩りの思考法』書評が掲載されています。

評者は服部文祥さん(サバイバル登山家・著述家)。

「実は探検や登山は持続可能な行為ではない」と、地球上の「地理的な未知」が有限だという問題からはじまり、角幡さんの現在の活動(犬ぞり旅行)が持ちうる意味や、角幡さんが共感するイヌイットの世界観と探検との関わりへと話は進んでいきます。

なお、弊社では北國新聞埼玉新聞中国新聞山陰中央新報などへの掲載を確認していますが、掲載紙を完全には把握できておりません。ウェブ版としては山陰中央新報デジタルにて配信されていますが、会員向けの有料記事となっています。


『文藝春秋』で『狩りの思考法』が紹介されました

2022年1月18日

文藝春秋』2022年2月号「有働由美子のマイフェアパーソン 37 探検家 角幡唯介『カーナビ、スマホは使わない』」にて『狩りの思考法』を紹介していただきました。

ニュースキャスターの有働由美子さんと角幡さんの対談記事で、『狩りの思考法』をお読みになったという有働さんが、まず「自分の価値観をえぐられるような、すごい読書体験でした」と切り出されています。

さらに、シオラパルクでの生活や犬ぞりでの長期旅行のこと、日本での家庭生活、「ナルホイヤ」という考え方などから、有働さんの学生時代の“デート”の逸話、幼少期にトイレが怖かった話などにまで話がおよび、対談が盛り上がった様子がうかがえます。

同記事は、文藝春秋digitalでも1月19日(水)より配信予定とのことです(途中まで無料公開、全文を読むには購読料 月額900円が必要)。


ブックトーク・オン・アジア No.27 古沢ゆりあ『民族衣装を着た聖母―近現代フィリピンの美術、信仰、アイ デンティティ』

2022年1月12日

京都大学東南アジア地域研究研究所 編集室が制作する音声プログラム「ブックトーク・オン・アジア」No. 27として、古沢ゆりあ著『民族衣装を着た聖母―近現代フィリピンの美術、信仰、アイデンティティ』を紹介していただきました。SoundCloudまたはYouTubeにてお聴きいただけます。

ブックトーク・オン・アジアは、中西嘉宏さん(京都大学准教授)が、アジアに関する最新本の著者に話を聞く音声プログラムです。『民族衣装を着た聖母』は美術と歴史・人間の関わりを記述した厚めの研究書ですが、中西先生は軽快な語り口で、古沢さんが感じている興味や、研究のおもしろさを引き出していきます。「フィリピンの民族衣装をまとった聖母像」という不思議な存在からうかがい知れる奥深い世界を、ぜひ楽しんでください。

ブックトーク・オン・アジアには、ほかにも親しみやすい入口から研究のおもしろさを知ることができる対談・インタビューがたくさんあり、著者・研究者の素顔をかいま見ることもできます。「地域研究とは何をやっているのか」がよくわかります。地域研究のおもしろい本を探している方、「なんとなく地域研究が気になっている」という学生の方には、特におすすめです。


伊藤亜紗「信頼のナルホイヤ」―ぼけと利他 村瀨孝生と伊藤亜紗の往復書簡 第30回

2022年1月11日

「みんなのミシマガジン」連載『ぼけと利他 村瀨孝生と伊藤亜紗の往復書簡』の第30回として、伊藤亜紗さんからの手紙「信頼のナルホイヤ」が掲載されました。

『ぼけと利他』は、特別養護老人ホームの施設長をつとめるかたわら介護・ケアに関する著作も多数ある村瀨孝生さんと、身体に注目する美学者で介護・ケアについての発信もされている伊藤亜紗さんの間で交わされる、往復書簡形式のブログです。

伊藤さんは、介護・ケアを受ける方が、ケアをする方々へ、その体を「あげる」、信頼して渡すという感覚になってくるのではないかという、現場からの声を紹介しています。また、伊藤さんと角幡唯介さんの対談が元旦の朝日新聞に掲載されましたが、伊藤さんはそのときのエピソードを村瀨さんに語り、「狩りの本質は介護やケアに似ている」という角幡さんの発言や、グリーンランド・イヌイットの「ナルホイヤ」精神や「大地への信頼」と、介護され他者に共有される身体のありかた、そこに生じる共同性には通底するものがあるのではないかと語っています。

この書簡は『狩りの思考法』をお読みいただいた方が読むことで、とても味わい深くなります。私たちの日常にも、よく見てみると「狩り」の世界に近いところが見つかるかもしれない。イヌイットの狩猟的な世界観がすこし身近に感じられるようになるかもしれません。

この問いかけに、介護に深く携わる村瀨さんがどう応答されるのかも楽しみです。


ダ・ヴィンチニュースで『狩りの思考法』が紹介されました

2022年1月11日

ダ・ヴィンチニュースにて『狩りの思考法』を紹介していただきました。

評者は本や映画のレビューを数多く手がけるすずきたけしさん。同書のエッセンスを巧みに切り出しながら、「“今目の前”の出来事との関わり」を重視する「漂泊」と、その「出来事」としての“狩り”の重要性へと読みをすすめ、「我々の日常がいかに自己都合を優先させ、「行動」と「生きる」ことが乖離していたことに気付かせてくれる」と締めくくっています。

上掲リンクから今すぐお読みいただけます。ぜひご一読ください。